校長だより

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高校の文化祭は貴重な体験の場です!!

(2022/11/15更新)

おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、文化祭が終わり学校は期末考査、年度末に向けて学習を中心に気合を入れるシーズンに突入します。生徒のみなさんは気持ちをしっかり切り替え、それぞれの次のステップに向けて歩んでほしいものです。

〇 で、文化祭って?なんでするん?

まぁ、行事だからって言えばそれまでですが、文化祭って日頃の学校や生活で学んだものを発表する、実践する場だと思うのです。だから、私は高校には必要と思っています。

〇 高校の文化祭は貴重なものと思うのです

中学の文化祭は、まだまだ先生の指導のもと行っていることが多いでしょう。大学等進学しますと学園祭なるものがありますが、バイトで稼いだお金を投入する、業者に委託する、そして学園祭でクラブ資金を稼ぐなどなど、「資金」がありきになってきます。

その点、高校の文化祭は経費などに制限がある、反対に経費がかからないように、ありとあらゆる工夫を行う、外部の方に協力を求めるってなことが必要になってきます。ここからの経験したことは、とっても人生でも貴重な体験となると思うのです。お金をかけることで解決できないことを、自分たちの工夫と交渉力をもって乗り越えていく体験、これが文化祭実施のいいところであると思うのです。

また、堺工科は工業の学校、普通科と違った取組ができ、これは日頃の専門学習の積み上げがあるからこそ。多くの先生方から、昨年度より今回の文化祭はよくなったとの声をお聞きしました。来年度の文化祭がさらに高校の文化祭らしいものになるように期待しています。

 

 

(校長のよもやま話)

私が文化祭のようなものに携わった一番大きな経験は、「全国産業教育フェア大阪大会」でした。大阪市咲洲にあるATC(アジア太平洋トレードセンター)全体を会場に2日間の会期、約11万人の来場者ってなものでした。資金調達には苦労し開催期日が迫ってくると毎日夜な夜な電卓をたたき、「あとなんぼいるねん」ってな。みんな疲れているので「あんたの生命保険はいくらかけてんの・・・」ってなシャレにならない冗談も出る始末。振り返ると思い出はいっぱいあり、今後の講釈でと思いますが、やり切れたのは、いろいろな方々の支援協力などの善意と担当しているチームの面々が疲れても評論家にならず自ら主体者としてやり切ろうとの思いをひとつにしたことだと思います。

 

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