校長だより

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立ち読みのススメ

(2023/03/17更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

生徒のみなさんは、春休み満喫中と思います。学校はまだまだ、入試のお仕事で気が抜けない日々が。

でも、やはり年度替わりの節目、ちょっと気を抜く時間をつくることも大切ですよ。

〇 みなさん、この時期、時間があれば本屋さんにぜひ

気を抜く時間とは、何か余裕を持って考えられる時間、何にも追われないひと時とつくることと思います。

そんな時、私はぜひ、本屋さんに行ってもらえたらと思うのです。なぜかというと、本屋さんにいる時って時間を気にしない方が多いですよね。目的とする本以外を探しに行っても、さまざまなジャンルの本が置いてあって、まさに知識の宝庫、それもどの本も一定まとまっている内容でありますから、専門の本を見に行っても、本棚のまわりを見れば専門分野の周辺領域にも目を向けることができるし、全く違う分野の本で気付かせていただくことをあるのです。本屋さんでの立ち読みってそんなためにあるのではと思います。ネットで情報を取ることが簡単になった時代ではありますが、一度に、いろいろな分野の情報に触れることはできにくいです。その点、本屋さんは店内を歩き回れば、多岐にわたる情報に出会える場所なのです。そして、何か余裕を持って考えるというきっかけを作ってくれる場所と思うのです。みなさんも、この春、本屋さんへ行く機会を。そして、これという一冊を購入し、一度、じっくりと読書の時間を取ることもいかがでしょうか。

 

 

(校長のよもやま話)

ネットが普及していない時代に教員になって私は、週に何日も、堺東の旭屋さん、天王寺の旭屋さんなどなど通っていました。これは余裕を持つために本屋に行っていたのではなく、先輩の先生からの専門分野の質問にまともに答えることができず、解答を求めてさまよい歩いてました。解答を見つけ、ひねり出し、定性分析準備室で先輩の先生(優しくも厳しかった、古屋先生や三田先生)に報告した時に、その通りと言われた時の達成感と充実感は忘れられません。マイペースもいいですけれど、悩んで苦しんで結果を出す体験がなかったら、達成感や充実感は知ることができないように思えます。

 

 

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