校長だより

校長だより

校長だより

短観の記事を見て

(2023/04/05更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

〇全国企業短期経済観測調査(短観)の記事で思うこと

昨日の新聞には、第一面や特集で、この記事が掲載され、原材料の高騰光熱費の高騰で製造業が悪化、非製造業はコロナの行動制限緩和で堅調との報道がなされました。非製造業は海外からの観光客、国内の人の移動が活発になってくることでの上向き・・・・・、しかしこれも労働する人が何かで稼がないと使うお金ができないわけで、先が明るいわけではありません。

日本は資源が乏しく、稼ぐ根幹に、主として製造を生業に経済を支えている国です。どのような状況でも、確かな製品をつくる、技術を保持することが不可欠と思います。

〇子どもたちの将来を考えて、今から備えていくことを考えていきましょう

堺工科は、ありがたいことにこれまでも多くの求人をいただき、大学からの指定枠もいただいてきたことで、卒業後の進路を保証してきました。

しかし景気が後退する場面では、当たり前ですが企業様のまず辛抱するところは「今の社員メンバーで乗り切る」ということであり、「もし採用するにも人材を慎重に精査する」ではないでしょうか。と、なるとそれを想定して学校では指導していかなければなりません。「できない」を放置することなく「できる」を目標に熱のこもった指導をしなければならないと思うのです。まだ、慢性的な人手不足もあり、社会全体に大きなダメージが見られないのですが、事態が好転しているとは考えられず・・・、だからこそ今から備えが必要と思うのです。卒業できれば、いいじゃないは無責任と思います。社会を支える大人は仕事を持つことが条件、卒業までに力をつけることを教える側、指導を受ける側ともに意識しないとあかんと思います。

 

 

(校長のよもやま話)

本日、堺東駅から徒歩で学校へ向かっていると、後ろから自転車に乗った卒業生が「おはようございます」と声をかけてくれました。彼は43歳だそうで、私のことを憶えていてくれいてのこと。ありがたいことです。現在、卒業後ずっと金澤鍍金に勤務されているとのこと。金澤鍍金様は高いメッキ技術を持っておられる企業、ここでも卒業生が活躍してくれていると思うと、朝からうれしくなりました。・・・名前を思い出されなくてごめんなさい。でも、よく顔、憶えていてくれましたな~、どこにでもある顔なのに。

 

 

記事一覧へ戻る