校長だより

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火災避難訓練、訓練から学ぶこと

(2022/06/14更新)

おはようございます。いつもご覧いただき、ありがとうございます。

昨日は、本校で火災避難訓練を実施しました。生徒は、みんな、ともかくも迅速な行動をしてくれ、安否確認の点呼も早くに完了、訓練ながらホッとしました。

今回は火災を想定した訓練、古来から地震雷火事親父と言われ、火事は、物とともに人命をも灰にしてしまう、取り取り返しのつかない災害です。この訓練で、生徒には、緊急時の安否確認は、日頃からのクラスの融和が大切であること、お互いを知っていれば誰がいないかすぐに確認できる助けられる旨の話をし、訓練を通して、自分がどう動くのかをスキルすることで、本当に起こった際の行動に行かされることを話しました。

 

今の生徒諸君にはピンとこないと思いますが、私の世代は、戦争の悲惨さは経験していませんが、阪神淡路大震災の時の、神戸の家屋、倒れるはずのないと思っていたビルが倒壊し、一面が火の海になったことを知っています。そして火災で多くの方々が命を落とされたことを知っています。震災後、私は少しだけボランティアで神戸の街に入りましたが、あの焼け野原、ビルの倒壊を見るに、周囲の誰もが感情の制御が効かず泣いていました。もしも起こったら、生徒がお互いに確認しあい助け合ってくれ、一人もケガ人などださない学校でありたいと思っています。

そのためには、日頃の挨拶を大切にするところからはじまり、チームクラス、チーム堺工科とすることだと考え、できることをしていきたいと考えています。みなさまも先生も生徒諸君も、考えがあれば、教えてくださいね。

 

昨日の訓練には、堺市消防局から指導にお越しいただきました。厚く御礼申し上げます。訓練中も無線のやり取りをされており、日々、緊張感の中で防災にあたっていただいていることで防災減災が成り立っていることを感じました。ありがとうございました。

また、訓練を企画調整、避難指導にあたってくれた本校の先生方、ありがとうございました。

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