校長だより

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教育実習生を見て、教えていただいたこと

(2024/06/14更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さてさて、堺工科の卒業生で教員志望のOくん、本日までが教育実習であります。

さすが、これから教員になろうとしているOくんでありますので、初々しい~。自分にもこんな時代があったんやな(あったんですよ!!)って思ってしまいました。もう、40年も前のことになりますが。

〇 一生懸命〇〇させていただこうと頑張るところ、そんな気持ちをどこかに置いてきた自分に気付き、は反省です

生徒(後輩)の気持ちをいかにつかみ、そして理解してもらおうと考え抜いた授業をしてくれてはります。先生って稼業は、ふと気がつくと、できへん生徒が悪いとか、できへんから教えても仕方ないとか、心のどこかで思ってしまうことは否定できません。しかし、教師になろうと頑張っていたあの時を思い返すと、なんとか工夫して教えようって毎時間毎時間思っていたはずです。一生懸命ってことばは青臭いものではありますが、そんな気持ちを完全に忘れ去った時が、人がこの世での役目を終える時であると思うのです。その年齢、役割、立場で何らかの一生懸命できることってあると思うのです。まぁ~365日そんな気持ちでいるともたないのですが、忘れないようにしたいものであり、Oくんからは一生懸命を今一度教えていただいたのでありました。

 

(校長のよもやま話)

新任の1年目に教えに行ったクラスに、「全くわからん」と口をとがらせていたKくんがいてました。私は、なんとか理解してもらおうと、日々、深夜遅くまで授業の準備をしたものです。そのKくんが「なんとなくわかった気がする」ってお世辞にも言ってくれたことは、今でも忘れはしてません。朝に夕方に、できない私に補習演習をしていただいた先生がおられたからこそ、なんとか今の立場に立っているわけでして。生徒が「なんとなくわかった気がする」って、そして「わかった」って言ってくれる学校を保っていきたいものです。

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