校長だより

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幼い時からの工作の大切さ

(2023/01/13更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

〇 現実に驚いている自分に反省

昨日、大阪府の中学校技術家庭科研究会の会長さんをされている校長先生のところにお伺いしました。

工科高校と中学校の連携を深め、早期からの人材育成について意見交換をするものだったのですが、お話の際に出てきたのは「カッターナイフを使ったことがない子ども」「ホッチキスの芯の入れ替え経験がない子ども」などなど、世の中が便利になり安全なもの(鉛筆削りのようにそのために特化してしまっているもの)が増え、使い捨てできる環境になり、壊れればすぐに買い替える現実、そのなかで経験できていないことがとても増えていることを、あらためて感じました。

・・・・・ということは、素材を渡してゼロからつくりあげるなどの作業が未知の世界になっている世代となっている・・・・・これにかなりの危機感を感じている次第です。

〇 教える先生もわかっているのか・・・

そんな世代が増えているなか、以前にもお聞きしたことがあるのですが、大学の工学部へ入学してくる学生でも、それまでドライバーを扱ったことがないなどの話もあるようです。と言うことは、教壇に立つ技術・工業系の先生もすべての方々が体験しているとは限らないことになります。生徒とともに先生方にも研修が必要な時代になってきているようです。

〇 工科高校のプロフェッショナルな先生方の力を生かして

幸いに、まだ、工科高校ではプロフェッショナルな先生が多数在籍しています。工科高校の力を今後生かして、早期からのものづくり人材育成のための小中高、企業との連携を構築しなければと思った次第です。

〇 ちなみに大仙小学校で出前授業を行います!!

連携の一環として、コロナで中断していました出前授業を、2月に堺市立大仙小学校のみなさんに実施することになっております。工作は「ゲルマニウムラジオ」です。

私も幼少のころ、ワクワクしながら作ったラジオ、それ以降、ラジオのとりこになり古い話ですが、ラジオドラマ「ほら吹き男爵現代の冒険」を布団の中で聞き、中学校では「MBSヤングタウン」、浜村淳さんの「サタデーバチョン」、そして「オールナイトニッポン」を聴き、全く勉強に力の入らない(ラジオが悪いわけではありません)少年になってしまいました。一番、はまったのは「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」でした。ラジオで自分の視野が広がったように思えます。

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