校長だより

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巣立つみなさんへ・・・(仕事の量と質)

(2023/02/27更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は、真冬ではありませんが冷えが体にこたえる朝となりましたね。でも、日に日に空が明るくなる時間が早くなることを感じ、春の気配に気づくようになりました。

〇 仕事って、毎日が学習ですよ~

いよいよ3年生のみなさんは卒業の時が迫ってきましたね。

学校を卒業するって、今振り返るに、あーーーもう、勉強させれへんでいいわ、試験はなくなるわって一瞬思った時期もありましたが、それは自分の甘えであることに気付くのに、さほどの時間もかかりませんでした。学校で学んだことって、すぐに過去のものになり陳腐化するのですよね。考えてみれば、社会に出てからはじめて、社会人としての生存競争がはじまるのであって、それを生き抜くためには、自分自身で学ぼうとしなければならないのです。人から先生から強制されず、自らに課してやらなければならないのですよ。

〇 仕事の質と量は、年を経るごとに求められる現実

これからみなさんが頑張って、社会や企業でそれなりの立場になる時も来ると思います。が、仕事の質ってその立場立場で、良いものを求められ続けるものです。そして、仕事の総量は引退や企業内での隠居さんにならない限り増え続けるものと考えておいてくださいね。反対に仕事の質を求められ、仕事量が増えているということは、必要とされている表れでもあるのです。この周囲の要求に応えるには、自分のペースでよいですから、学び続けようとすることだと思います。

〇 でも健康でなければ意味がありません!!

仕事の質と量に挑むためには、まずは、健康であること、心身ともに健康であることです。そのためには、生活の中で、息抜きの時をいかにうまくつくるかも大きな要因と思います。私の上の世代のみなさまは「24時間働けますか」世代でありました。ある点必要な気持ちかもしれませんが、それでは健康は維持できないような気がします。まずは健康であれ!!そして仕事の質と量に対応できる社会人を目標としましょう。

 

 

 

(校長のよもやま話)

私がこの堺工科(旧堺工業)で、はじめて担任として卒業式に臨んだ際、クラスの生徒の名前を呼称するのに、これまでの思い出が走馬灯のごとく頭をよぎり、涙声になり、詰まりながらであったことを思い出します。とっても個性的で仲間思いで、かつ、担任泣かせのクラスでした。

体育館退場の際、会場内で胴上げをしてくれたことは、一生忘れません。教師冥利につきます。ちなみに周囲の先生方は、とうとう卒業の最後に生徒にボコボコにいわされるって心配されたようで・・・そんな心配があったら涙声になんてなりますかいなって。もう、その生徒たちも50歳前、それぞれ社会で頑張っています。

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