校長だより

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学校がとあるT〇〇tter本社とならないように

(2023/02/07更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

かなり日の出が早くなってきたようで、堺工科に私が登校する時間(午前6時30分ごろ)も暗闇から、空がほんのりと明るくなってきたと感じた本日です。

〇 一流の会社で起こっているらしいことなのですが

ネット記事でも流れている情報なのですが、あの大手SNSのT〇〇tter本社が不衛生状態になっているとのこと。社員数が激減が影響しているのかわかりませんが、トイレは汚れ建物内は悪臭が・・・。さらに業務ではSNSのセキュリティー管理もままならないとのこと。この記事を読んで、まだまだ日本ではこのような状態に陥る企業がないことに安堵している反面、今後はそうとは限らないと不安を持ちました。

〇 「自分は自分、ここがあかんかったら、ほかに行けばええねん」は要注意では?

アメリカの情報系企業では、個人が自分の能力に見合った待遇を求めて、より、報酬の高い企業へ流れていくのが当たり前との話しも聞きます。本当にそうであれば、極端に言えば自己だけが享受する達成感のみあれば、周囲はどうだってよい ⇒ 経営者のトップダウンのみで有能なロボットとして働くことだけ ⇒ 所属する企業に愛着がわかない、プラスαの行動と思考が提案されない ⇒ の結果、企業組織としての機能がマヒしてしまうことにつながっているのではないでしょうか。やはり共同、協同し働く気持ちを持たないと、相乗効果が期待できず、結果として、良い仕事をしたこと、良い仕事を生むことにつながらないと思うです。

〇 学校は、共同、協同の精神を教え、学ぶところだと思います。

近年の日本も、個人主義的(個人主義が悪い側面だけではないのですが)な考え方が蔓延してきたと感じるのは私だけでしょうか。弱者へのいたわりも、サービスというギブ&テイクとして考えていないのでしょうか。お互いがギブ&ギブの気持ちを持てるようにならないのでしょうか。学校では授業や学校行事のなかでクラスメート、先生との語らいを大切にし、働くなかでの共同、協同の考えを身につけようとするところです。さらに堺工科は工業人育成の学校であり、人に役立つ技能技術を考え、継承する人を育てることを生業にしている職場でもあります。この学校が共同、協同の精神を教えるプロ集団であり続けることができるように、みんなで頑張っていかねばと思うのです。

 

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