校長だより

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堺工科、期末考査期間中の風景

(2022/06/29更新)

 

おはようございます。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
昨日、考査が終わった放課後に、校内を巡回していました。さまよって、フラフラ歩いていたという方が適切かもしれませんが・・・。
暑い中、資格受験の相談に先生を待っている生徒、質問に訪れている生徒を見かけました。また、教室では友人たちと自習をする姿も。みんな、頑張ってくれています!!

 

ある実習教室では、黙々と作業をしている先生が。お聞きすると自己の研鑽、技能向上のためとのこと。
あまり知られていませんが、工科高校の実習室には空調がありません。これが、工業系で就業する時の悪いイメージにつながっている一つかもしれません。多くの企業では暑さ対策について改善が進んでおり、工学系大学でも、イメージを払しょくするために早くから実習実験室には空調を整備されています。府の担当の方々も、なんとかならないかと考えていただいているのですが、残念ながら現時点では高校はまだまだなのです。だから、夏場に工科高校ならではの実習についての教材研究や先生方の自己研鑽は、暑さとの闘いというところもあります。

 

そんな状況ではありますが、自己研鑽に取り組んでいただく先生の姿を拝見し、工業の先生としての姿勢を学ばせていただいたように思います。また、そんな先生方の背中を見て、ひとりでも多くの生徒のみなさんが、自らの意志で自分に磨きをかけようとしてくれたらと思いました。

 

 

(校長のよもやま話)
堺工科でバイオテクノロジー実習をはじめて導入した時でした。実習棟1階の狭い部屋を実習室としてのスタートでした。バイオでは細菌を扱いますので、窓が開けられません。
さらにバーナーであぶって殺菌をすることが多く、室温は急上昇。夏場の作業のおかげで私の体はスリムになりましたが・・・・、ガマンしかなかったです。今の私なら、中で意識が薄れ・・・。
その後、空調を整備した現在のバイオテクノロジー実習室ができたのでした。

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