校長だより

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修学旅行回想その2 陸前高田のみなさんありがとう!

(2023/11/01更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

今日から11月、あと2ヶ月でお正月。大人にはその前に、忘年会シーズンがありますが、コロナ後の今年、忘年会はどのような活気を見せるのでしょうか。

〇 民泊実施はドキドキでしたが、ええもんにしていただきました!!

今回の修学旅行は、なんといっても東日本大震災の被災地である陸前高田での民泊。受け入れていただいたご家庭も40余りと、ご協力いただきました。私個人的には、ドキドキでありました。なんせ、大阪ののりが通じるはずもない地で、子どもたちはちゃんとご家庭でよい子でいるのだろうか・・・。

しかし、そのドキドキは無駄な心配に終わったと感じています。民泊終了時に最後のお別れをする場面があったのですが、みんな、別れを惜しんでいただき、子どもたちも名残が尽きないというところばかり。ある子なんて、おじいちゃんの年になる受け入れ先のおじさんに、頬を叩かれニッコと。あ~家族の一員みたいに、久々に帰省した子どもみたいに接していただいたんやなって思ったのです。

今の若者は、他人の世話になる、地域周囲のことをお互いに考えるという体験場面は希薄です。今回の民泊で受け入れていただいたご家族から、ある意味、心からの施しをいただいたことで、彼らの他者を大切にする気持ちの醸成にプラスになったと思っています。また、この気持ちの醸成が、関西でも未曽有の被害が推定されている震災が起こってしまった時に、地域コミュニティーでの助け合いにつながることになればと思います。

あるご家族が、『奇跡の一本松をこの子どもたちは知らない』って苦笑いをしていました。関西では、あんまり強調されてこなかったことなので、関東ほど認知度が高くないのも事実でして、ご容赦いただければと思います。しかし、一本松以上に、受け入れていただいたご家族の方々から学んだことは大きかったと思うのです。

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