校長だより

校長だより

校長だより

人生には、卒業学校名の記入欄などない

(2022/12/22更新)

みなさまおはようございます。本日もご覧いただきありがとうございます。

〇作家、松本清張さんの言葉です

いろいろな情報を検索していますと、昭和の大作家松本清張さんの言葉に目がとまりました。

松本清張さんは小学校卒、新聞記者にあこがれましたが「大学も出ていないのか」と失笑されその夢は絶たれましたが、40歳にして文壇で活躍されるようになった方です。

松本清張さんは「私は自分が常に蔑視されていることを承知していた。だから負けまいとする意欲はいつも持っていた。その闘志自体がなにか心の支柱のような気がした」と話されていたそうです。

〇どこの学校を出たなんて、あまり問題じゃない!!

私のこれまで出会った方から感じることは、確かにすごい学歴をお持ちの方はそのための努力と才能があったと感じます。しかし共に仕事をしていますと、高卒だろうが大卒だろうが、大学院卒だろうがあまり関係なく、一生懸命に仕事をされる方、負けまいとか自分が至らないのでコツコツ頑張っている人の方が、結果的には「すごい人」とみんなから認められると思うのです。

〇 堺工科の卒業生の武器は誰しも技能技術!!

堺工科では多くが卒業後にすぐに就職します。中には大学進学者もいますが、どちらにしても先輩の多くはそれぞれの職場で、仕事を任せてもらえる人になっているのです。堺工科で学んだ専門を武器に、少しでも自分のスキルアップを図っていく、これが大切なことだろうと考えるのです。私はあまり勉強が得意ではありませんでしたが、〇〇高校卒を誇りにしています。その高校時代がなければ今の自分はなかったと思うからです。悲しいことは今はその学校は統廃合されてなくなっています。学校歴を言われる社会実態がありますが、それに負けずに前進してもらいたい、将来、振り返って見て充実した高校時代だったと思ってもらえるようになったらと思います。

 

記事一覧へ戻る