校長だより

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パキスタンの化学の先生、アナムさんが堺工科に!!

(2022/11/07更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

〇 堺工科に環境化学システム系があることに関心があっての訪問

さて、先週金曜日、パキスタンから文部科学省国費留学生としてパキスタンから来日されている、マクスード・アナムさんをお迎えしました。

アナムさんは、パキスタンで中学高校の化学の先生されていて、現在、大阪教育大学に籍を置き研究活動をされています。普通科とまた違った工業系高校での工業化学教育はどのようなものかについて見聞したく来校されたものです。

ちなみに、もちろん、当然、英語でのやりとり・・・、が、が、わたしなんざぁ~関西弁以外の言語は、からっきしダメ。今回の訪問は大阪府英語教育のスペシャリスト池嶋大阪教育大学教授の同伴がなければ、身振り手振りでのやりとりだけに陥ったところでした。サンキュウ-、ミスターイケシマ!!(あえて、カタカナで書いております)

〇 工科高校が普通科に比べて、実験実習が多いカリキュラムに感心!!

環境化学システム系の実習室を中心に見学いただきましたが、実験実習の時間が多い工科高校、そのために機械、電気の実習室も装置や器具が揃っていること、課題研究でロボット相撲や車の組立などなど、生徒が自由にものづくりに取り組んでいること姿を見られ間審査されていました。

資源もない国である日本で、なんでこんなに高品質の製品を産み出すことができるのか、原点の一つがこんな工科高校の教育にあることを感じてもらえたようです。

〇 やはりこれからは理工系も女性躍進の時代!!

アナムさんは、いわゆる理系女子。本校にも工業系女性教員が、しかも化学系教員が在籍していることを紹介すると、お話したいとのことになり、急遽、中川先生に校長室にきていただき懇談の時間を持ちました。両先生、やはり女性どうしでもあり、やりとりも弾み(もちろん通訳は池嶋先生ですが、化学分野は化学式や構造式で)、環境化学システム系の実習見学いただく機会も調整することとなりました。私なんざぁ、人見知りする方なので初対面の方とは冷や汗の連続なのですが、行動派の両先生のやり取りの傍にいますと、さすが、これからの理系分野でのさらなる女性躍進の息吹を感じた次第です。

 

ちなみに、参考資料として環境化学システム系のオリジナル実習書と、お土産に大阪のおばちゃんの定番であるあめちゃんとして黄金糖とインターナショナルなキットカットをお渡ししました。(宗教上、お口に入るものに制約がありまして)あっ、大阪のおばちゃんの最高のコミュニケーションツールである「あめちゃんやろか」話はするのを失念しました。

(校長のよもやま話)

37年前、はじめて生まれて初めて飛行機に乗り、はじめての海外旅行で訪れたのがパキスタンでした。アナムさんに見せていただいたパキスタンの写真で、昔の記憶がよみがえり懐かしい気持ちになりました。雄大に流れる文明を育んだインダス川、どこまでも澄んだ空、天高くそびえたつカラコロム山脈、まさに桃源郷でありました。もう一度、叶うことなら訪れたいと思いました。

 

 

 

 

 

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