校長だより

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コミュニケーション能力に思うこと

(2022/09/30更新)

おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、昨日は考査1週間前でもあり、幅広い知識を持つことも社会人基礎力のひとつであり、高校で学ぶことは、そんな知識に該当すると述べさせていただきました。幅広く知識を持つことはコミュニケーション能力向上にもプラスになると思うのです。

私が、何十年もお世話になっている散髪屋さんのお話をします。その方は中学卒業後、散髪屋さんに弟子入りをし腕を磨き上げたうえ独立し、今日まで、すでに80歳を越えておられるのですが、バリバリの現役です。

お仕事を拝見していますと、政治の話から経済の話、教育の話まで実に話題が豊富で、老若男女いずれにも話し相手になられる方です。ご本人はこれもプロとしての当たり前と言われるのですが。

私は教員3年目ぐらいから息子さんが私の後輩であったことで通い始めたのですが、お話を聞くと丁稚奉公されていた時分から、私の祖父がなじみ客であったそうで、うちのじいさんが贔屓にするのもわかるなと思ったものでした。散髪屋さんのお話、豊富な話題は、教員としても大いに参考にさせていただく価値大でありました。人との接し方、コミュニケーション能力を高めることはいろいろと言われていますが、散髪屋さんから学んだことは、『聴かせていただく姿勢』と『相手に寄り添えるだけの知識の引き出し』を備えることです。おそらく、死ぬまで修行することとは思いますが、これから社会にでる堺工科のみなさんには、ぜひ、意識してもらいたいものです。

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