校長だより

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イメージを持つことの大切さ、松本零士さんから

(2023/02/22更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

〇少年時代に夢中になった作品が

先日、マンガ家の松本零士さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

松本さんと言えば、宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999,キャプテンハーロック・・・私が小学生から中学生の時代に一世を風靡したアニメのキャラクター構成や原作者であった方です。宇宙戦艦ヤマトなんざぁ~、遠い未来には光の速度をはるかに超えた遠くに行けるんやなんて宇宙に思いをはせていたものです。作品中で動力源として「タキオン粒子」なるものが出てきて、これが推進力になっていたのですが、今から思うとこれは先端科学の「量子学」の分野のものであり、当時の小学生は「量子学」を知らないけれど、なんかすごいもんやってなイメージを持っていたに違いありません。おそらく、宇宙戦艦ヤマトを見ていた人の中から、これがきっかけで物理の分野の研究者の道を歩んでいる方もゼロではないと思います。

〇興味関心、イメージを持つことからはじめる大切さ

子どもの頃読んだ見たマンガ、アニメから〇〇はすごそうってイメージを持つことをはじめ、様々な分野に触れイメージをすることは、無意識にも知識の幅を広げる力となるように思います。ダチョウ倶楽部さんではありませんが、知識を持とうとする気にする「つかみはOK」なのです。小中高の学校での学習も、そんな「つかみはOK」を意識しての学習になれば、もっと楽しく、かつ、将来のことも考える素地が生まれるような気がしてなりません。こんなんがキャリア教育のひとつのような・・・。

堺工科、いや、児童、生徒、学生のみなさん、アニメ、マンガ、小説、歴史・・・あらゆるところにあなたをワクワクさせるものがあるはずですよ。みつけてみませんか。

(校長のよもやま話)

私はマンガやアニメキャラクターで、自分に合うものは何かなっていつも考える少年でした。なんか、いつも集団の中での自分の役回りは何かを考える子どもだったのでしょうね。

松本零士さんの作品では、宇宙戦艦ヤマトの軍医の佐渡 酒造先生、銀河鉄道999では車掌さんが自分に合っているような気がしました。年を経て、佐渡先生と同じくお酒が好きなおっちゃんにはなってしまいました。

 

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