校長だより

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ものづくりのセンスは若いうちに育成すべき

(2022/12/08更新)

おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

本日、堺東から見る月は、赤くでっかく、ええ月を見ながら出勤しました。

〇 やばいんじゃないかい、日本を支える産業は

昨日、大阪府産業教育フェアの会議があり、中学校の技術家庭分野の校長先生もご出席いただき、挨拶いただきました。そのなかで『今の中学生の製作物は、一昔前と比較して内容的に寂しくなっている…』という趣旨のことを話されてました。創作としての発想とそれを形にする手段、このことを最低限度生育過程の中で学ぶ機会がないと、おそらく、『つくる』という考え方が育たないと思うのです。これが深刻になれば、製造業での収益を基盤に社会を支えていかざるをえない、アジアの辺境の国である日本で生きる我々は、何を生業にして生きていくのでしょうか・・・。

〇 日常を支える「もの」はゼロから生んでいる、作り上げていることを教えたいものですね

今の小学生や中学生のみなさんにとって、例えば、遊び道具を自分でつくることも余りなく、木は育てるものでなくホームセンターで買うもの、電気機器はブラックボックスとなり、ただ、使うだけとなっているのではないでしょうか。サイエンスやエンジニアリングの入り口は「なぜ」と考えさせるところから始まり、ゼロから作り上げてみる、育ててみることで、「もの」の大切さを知り、つくるセンスが育まれ、それがものづくりを基盤にする日本でどのような仕事に就くのかを考える道になるように思うのです。

〇 ものづくりのセンスは若いうちに育てる!

製造業も、研究開発・設計・生産工程など分業化が進んでいますが、ものをつくるセンスがなければやっていけません。流通に従事する人だって、商いの商品知識がなければ仕事にならず、ものづくりのセンスはあった方がよいと思います。堺工科のような工科高校は、若いうちにものづくりのセンスを磨き育てる学校でもあります。子どもたちに、ものづくりのセンスを育める機会を提供できるよう、知恵をしぼっていきたいと思います。あっ、自分のあんまり頭の中に「知恵」がないのを忘れてました。失礼しました。いいアイデア、提案があればお聞かせくださいね。

 

 

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