校長だより

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することを前提にした工夫しようとする思考を持とう

(2023/04/17更新)

みなさまおは ようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

昨晩の嵐はすごかったですね。雷さんがドンドコドン、たたきつけるような雨・・・、でもこの嵐で黄砂も流され、本朝は空気が澄んでいるように感じました。気持ちのよい朝です。

〇 野球部の休日雨天での練習を見て

土曜日に学校にいると、雨の日にもかかわらず元気な声が聞かれるので校長室を出て見ると、野球部が屋根の下で練習をしていました。雨天でもバッティング練習するために、軽いプラスチックボールを使い気合の入った練習を。どのクラブでもそうかもしれませんが、この時期は夏の大きな大会に向けて体を作る大切な時期、雨だから練習を制限できないのです。

名門の私立高校ならば、雨天練習場なんかあるわけですが、公立の高校はそういうわけにもいかず・・・顧問の先生の苦労は並大抵のものではありません。使用するプラスチックボールは他の種目のものとは思いますが、ナイスな活用です。

クラブの指導は教科外教育活動として重要なものと思います。これが日本の教育スタイルの一面かと思うのです。アスリート養成も否定できませんが、賞取りなどではなく人間育成のためにやっている・・・顧問の先生方は時間外での対応が制限のあるなか、調整しながら頑張ってくれています。ありがたいことです。

 

〇 「できないか」と工夫することは、工業技術につながること

制限制約があるなか「できないか」と工夫することは、生活を豊かに快適にする商品をつくる工業技術を駆使するエンジニアの精神にもつながることだと思います。工夫しようとする思考を持つ機会をたくさんつくることが、工業人の育成にもつながるように思えるのです。

この世の中、効率だけを求める傾向が強く、できなければすぐに諦めたり、やめてしまう場面が多い気がしてなりません。だから仕事でも、すぐに「できません」ってな回答が返ってくることが多いのではないでしょうか。

でも、人間って、できるようになろうとしつこく挑んで苦しむ中で、能力を得ていくってなことも真実のように思います。少なくとも学校というところで学ぶ間に、挑み苦しみ、そして工夫することを見つける、工夫したことが生かされ認められたことを感じる・・・こんな体験を多く持つことが社会人になるために必要ではないかと思うのですが。

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