校長だより

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あれから28年、大震災に思うこと②

(2023/01/17更新)

みなさま、おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

週末にかけて寒くなるとのこと、どちらさまも体調管理には、くれぐれもお気をつけくださいませ。(寒くなるといっても青森ほど冷え込みませんが・・・。なぜ青森かって?は、青森の古い友人がこの校長だよりを見てくれているとの便りをいただきましたので。今度、北海道の友人から便りもらったら北海道バージョンで記します。)

〇 28年前の朝、忘れられません。

朝、家を出ようとする時、テレビを消そうとしたら突然画面が消えました。しかしスタジオの声だけが聞こえてくる・・・「ぎゃ!!」スタジオの照明電源が切れたのです。と思いきや震源から離れている我が家にも揺れが襲ってきて食器棚の中がぐちゃぐちゃになりました。あーーすごい地震やったなってぐらいで家を出て駅へ着くと、電車が止まっていて、7時半ぐらいまで待っていても動かず、あきらめて帰宅しました。

帰宅後、テレビから流される惨状は、想像を絶する受け入れがたいものでありました。多くの方が志半ばで亡くなられた自然災害、あらためて合掌する本朝です。

〇 人の力の限界と人にしかできない助け合い

震災後、堺工科(当時は堺工業)の先生方もボランティアで震災後の復旧や震災住宅への引っ越しのお手伝いに関わられています。人間は自然の営みを科学技術で模倣し生活の安全や利便性を高めるために活用していますが、やはり、人が困った時、最後は相互の助け合い、直接の人力とその心なのですね。

何もできないかもしれないが何かできることを考える、まわりの他人のことを考えて自分の活用を考えてみる、そんな姿勢を日頃から身につけようとすることが、この先行きの見通せない社会で生きていくための社会人基礎力なのかもしれませんね。学校教育でもこの視点を忘れることないようにしたいものです。

 

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