校長だより

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「年を取ることは最大の誇り」って記事に触れて

(2024/03/14更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

受験生のみなさん、来週の火曜日が合格発表ですよね。堺工科はその後、制服採寸や説明会を行いますので、そのつもりでおってくださいね。

〇 周囲から頼りにされる求められる人になるように、生きていくことが大切なのでは。

ある記事で、マサイ族に嫁がれた日本女性のお話が掲載されていました。マサイのみなさんでは年を取ることは最大の誇りであり、その意味は、尊敬される長老になることが人生最大の成功例と考えているのだそうで、自分も長老になったらああいう人になるんだと想像しながら生きてきて、尊敬される人から頼られる域までで到達できたことが誇らしいからだそうです。この記事を読んで、私は何か今の私たちの生活の中で忘れている生きるプライドみたいなものを意識させられました。

日本でも、昔は年長の人やおじいちゃん、おばあちゃんは「知恵袋」として大切にしたものであり、その域の達した方々は、それなりの役割、例えば、地域では自治会の運営など村の役を現役世代にかわってになってきていたと思うのです。が、そんなことは遠い昔のものとなっているような気がしてなりません。人が会社、仕事、地域などなどあらゆるコミュニティーに所属し生活をしていくことに、大前提として「周囲から頼りにされる、何か奉仕できる力をつけようとしていく姿勢」が必要なのではないでしょうか。マサイのみなさんは、それが当たり前なのですよね。我々も、今一度、我々のコミュニティー、チームを見直してみた方が良いような気がします。そして、自分は頑張ったことを誇るよりも、周囲から頑張ったよねって、あなたに仕事を任せて安心よって言われることをめざしたいものです。

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