校長だより

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自分が学んだ高校へ行ってきました

(2024/02/01更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は、堺工科の課題研究発表会です。高校3年生が、この一年かけて取り組んできた課題について、各系の予選会を経て代表が発表します。超語多忙の中、教育委員会からも指導主事さんが講評に来てくれはります。ありがたいことです。保護者のみなさまも、時間があったら来場くださいませ。

〇 何年経っても、思い出す高校時代

昨日、自分が学んだ高校へ行ってきました。学校運営協議会ってなもんの委員を頂戴しておりまして、自分が学んだ場所でもあり、これだけでなく何かあれば出向かせていただいております。行くと、玄関前に卒業記念で植えた植樹は立派になっており、クラブ活動で毎日測定していた百葉箱はその役目を終えくちはてている、そんな光景に過ぎ去った年月を肌で感じるとともに、高校時代の自分を思い出してしまいます。何年経っても、おそらく今の自分の原点となっている時分を思い出させてくれるところです。人によっては、高校時代は過渡期、良い思い出がないから・・・という気持ちを持たれる人もいると思います。私にとっては、良いことも嫌なことも悲しいこともたくさんあったのですが、今は何もかも懐かしいものでしかないです。

〇 地域を故郷ということと学校を母校ということに共通点があるように思えます

今の学校教育では、開かれた学校をめざし、地域の支援も得て活動を進めることに取り組んでいます。これは子どもたちが地域のみなさんから何かを学ぶということを大切にしようとするものと思うのです。そんな世代を越え立場を越えた交流の中で子どもは学び、育てていただいたとの思いを持つことにつながり、人はそんな地域を故郷と呼ぶのだと思うのです。学校も同じであり、切磋琢磨する生徒、叱咤激励いただいた先生方の活動があるからこそ母校であり、人がかわってもその場には、生きてきた過ごしてきた時の思いがあるものと思います。私の学校は統合再編され名前は残っていません。学校が亡くなる時のあの時に自然と溢れてきた涙は忘れはしません。現実には諸々の事情で統廃合などが全国であるわけで、常に涙を流す人々がいることに寄り添いながら対処してほしいと願うばかりであり、私の過ごした学び舎では今も活発な活動が続いていると思うと、少しでも応援したくなるわけです。いつの日か、それぞれが地域に根ざした学校として落ち着く日が来ることを願っています。

 

 

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