校長だより

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宥座の器(ゆうざのき)勉強しました

(2025/02/03更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さてさて、本朝は暖かいですが夕刻は気温は下がりまくるらしいですね。寒暖の差が激しい一日のようです。お気をつけを~

〇 宥座の器(ゆうざのき)って知ってますか?

写真ではこんなもんです。コップみたいなもんが吊り下がっていてますね。

 これは、コップの半分から下ぐらいから宙に吊り下げているような構造。水が入っていない時は傾いており、ちょうどよいぐらいに水を入れると安定し直立します。さらに水を満たすと不安定になり傾いて、水はすべて流れ落ちる、こぼれるというものです。

昔々の孔子さんが、この器を弟子にさして「知を持つものは愚を自覚し、功績を持つものは謙譲の心をもち、力を持つものは恐れを忘れず、富があるものは謙遜を忘れずに正しい姿勢を保て。」と説いた故事があるそうで。

〇 ボチボチでも、自分にないもの、できないことにチャレンジする気持ちが大切ですよね~

人間は空っぽでもダメ、頑張ろうとしている時がちょうどよい具合な正しい姿勢を保て、自分がもう、これでええ、もう満足と思ってしまったら、再び不安定になるってことでありまして。謙虚さを忘れず日々のことに取組み、そして、ちょうどよい具合を保てる力を大きくするために、自分の器を大きくする努力をするってことでしょうか。小市民の私なんざぁ、高尚なことはわかりませんが、ボチボチでも何かやってやろうと思う気持ちを忘れないようにしたいと思うのです。

学校の先生でも企業人でも研修などを仕事の一つとして受講することが認められていますが、これは一人ひとりが自己の力を高めてもらい仕事にプラスにしてもらいたいからに他なりません。仕事に前向きにあたること、自己の器を大きくしようとする姿勢を持つことこそ、人に認めてもらい評価される資格ができる基本と思うのですが。

〇 堺工科生のみなさん、「マイペースで取り組む」ことも自分を守るために必要ですが、自分の力を伸ばすために、チャレンジする気持ちを持ってみましょうね。自分の幅を広げることをめざしてね。

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