卒業していくみなさんへ③ 一期一会(いちごいちえ)の縁を大切に
(2024/02/28更新)
みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
昨日のだよりは、PCの不調で本日のアップとなってしまいました~。PCに愚痴を言っておきました。
さて、「縁は異なもの味なもの」と言います。縁はさまざまの人を結びつけ、また離し去って同じ状態が続いてイヤになる、退屈する。あきることを知らないものということですが、これから歩む人生では、様々な人多くの人に出会い、そして別れていくのです。それは時間的に一瞬の出来事の時もあり、長きにわたって友人として続くこともあり様々です。
縁は人との接触に限らず、仕事や体験についてもいえることと思います。そしてその縁は、長い人生の中で振り返る時が来た時、一つ一つが自分にとって大切なものであったと必要なものであったと思うものとなれば、人として人生が有意義であったと感じるに違いありません。だからこそ、その時その時のいろいろな出会いを大切にしてほしいと思うのです。そして一期一会の出会いが、将来のどこかで有益になる、何かのチャンスにつながる場合も少なくありません。このネット社会では、互いに深入りすることを避ける傾向にあります。それは、人同士の繋がりを維持しようとすれば、めんどくささも伴うからですが、世の中の仕事の大半は、それが営業であっても生産であっても、おそらく調整ごとであり、人工知能などで白黒はっきりとして片付けられるものは少ないと感じます。こんな時代だからこそ、人とのつながりや、自分が今、この時にしている行いを縁として大切にしてほしいと思うのです。それが、社会人基礎力っていうことになるんやろって思います。
私は、これまで多くの人に助けられ生きてきました。その中では、全くつながりがあるわけではないのに・・、つながりが分ってから助けていただいたものもあります。人は一人ではやっていけません。いかに助け合うのかを考えながら歩む方が、豊かな、いい生き方をするような気がするのです。
(校長のよもやま話)
十数年前、大きな大会の運営に奮闘していた際、調整先の方で何を行っても厳しいことを言わはる方がいてはりました。正直、その方との調整で気持ちが滅入ることが多くあったのです。しかし、ある日、地元でいつもお世話になっている方が、「うちの親戚が〇〇に勤めてんねん」って。実は、その〇〇に勤めている親戚さんが、私が気が滅入る方であったのです。その方に、その話をしますと、180度大転換、とても協力的に支援していただけるようになりました。これも地元での日頃の縁を大切にしていたことが、全く関係ないことで、偶然にも自分の悩みの種の解消になったことに、縁の不思議さを感じたものでした。