先生は生徒の教育環境のひとつ
(2024/06/11更新)
みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
さてさて、昨日書きました実業PTAでありました講演の講師の先生の一言が、はっとさせられました。
それは、「先生は生徒の教育環境のひとつ」というお話です。当たり前のことではあるのだけれど、真正面から言われるとドキッとする一撃でした。
先生って、この職に就いたと同時に人を導く「先生」に、経験もスキルもなく、やる気だけでなってしまえるものなのですよね~。だから、油断していると「教えられる立場」でもあることを忘却の彼方に置いてきてしまって稼業を営んでしまうことも否定できません。先生が教育環境の一つということは、どれだけ生徒に影響を与える、与えることが可能な立場であるのか、そして、生徒を前にしての立ち振る舞いが、即、生きた教材であるということなのだと思うのです。
だから、先生たる者も常に発展途上にある一人の人間であり、生徒も発展途上である人間の一人であるのですから、先生生徒、年上年下の礼儀は当たり前ですが、同じ対等の人格を持つ人間であるわけでありまして。よって、私はこれまで生徒相手に自分のことを「先生は・・・」で話すことは一度もありませんでした。これは高校生相手だけではなく、スポーツ少年団で指導をさせていただいていた時も小学生相手でも同じことでありました。小学生からでも指導する中で、気づかせてもらったことは数多くあるのですよ。
若い先生方が、自分が「教育環境」の一つであると、今一度考えることで、今の学校はかなり変わると思うのですが・・・・・。