校長だより

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堺工科を子どもを伸ばす拠点校にすることをめざして

(2024/05/24更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さてさて、昨日のだよりには大学の先生から聞いたお話を書きました。この先生、有名メーカーのパソコン開発に携わり、世界企業でも活躍された方なのですが、実は大昔の元気な工業高校のご卒業であります。だからこそ、仕事に就いてから必要な力は、受験の学力ではなく課題を解決する力であることを強調され、工業系高校では、課題を解決することを求める専門の授業が生徒を伸ばすことにつながっているという趣旨のお話をされたわけであります。

〇 工業系高校進学が、将来をしばってしまう・・・そんな認識は間違ってます!!

この先生のご経歴が特別ではないのです。堺工科の卒業生では、現大阪公立大学の先生になられた方もおられるし、会社を経営している方もおられます。もっと身近なのは会社の屋台骨として頑張っている卒業生が多いこと。なかには企業就職後、大学や企業内大学校で学ぶことを勧められたケースもあります。

どうも、世間では高卒=即、就職=大学進学できないことはマイナスってな考えがいまだにあるようですね。でも、卒業生の事実はそんな認識が間違っていることを証明してくれていると思うのです。

〇 高校は子どもを伸ばすことが役目、堺工科は工業専門を手段にして産業基盤を支える人材になってもらうために子ども伸ばす学校です!!

高校は生徒を伸ばすことが役目、しかしながら偏差値で学校選びをしていることが現実かもしれません。私は堺工科には、工作や理科実験が好きとか、将来を考えて自分を試したいと考えてくれる人の入学を期待しています。だから、いわゆる受験の学力としては幅広くなってもよいと思っているのです。要は入学後、就業してから困らない知識と力をつけれくれたらよい、そして、自分がどのような道にあっているのか、しっかり考えてほしいと思うのです。その意味から、堺工科は子どもを伸ばす拠点校としての機能を高めたいと考えています。

〇 来年度は工学系大学進学専科の募集が開始されます!!理工系大学で学ぶ力をつける専科です!!

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