校長だより

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M-1グランプリに思う。

(2023/12/25更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

〇 芸を極める方々って、今の時代、一番、コツコツと挑んでいるのかもしれない

M-1グランプリ2023』(ABCテレビ)で、芸歴5年目の令和ロマンさんが19代目王者になりましたね。王者になれば実力が認められ、以後、仕事もむちゃ増えるとのこと。何千、何万のその道の方々がいるなか王者になることは運もあろうかもしれませんが、自分の力を他人に認めてもらうために必死にがんばってきはったことがあってこそだと思うのです。今の時代、芸の道を究めようとされている方々って、一番、自分を向上させるために日々挑んではる人たちちゃうんかなって考えるのです。

〇 「下積み」ってなければあかんと思うのですが

他人に認めてもらうためには、自分の力を向上させなければなりません。力の蓄積、経験値を高める期間、これを「下積み」というものでしょう。どこで開花するかはわからないのですが、ひたすら、コツコツと頑張って自分を変化させていく・・・・。最近、こんな「下積み」がなしに一人前発言が多く聞かれるようになっていると感じるのは私だけでしょうか。「下積み」の経験があるからこそ、後輩を導く、他者に優しく接する、傾聴姿勢を持てるように思えるのです。

〇 どこまで、どの年齢になっても、自分で自分を変えようとしていきたいですね

私は、若い人たちと接する中で、これは、堺工科生からも同じなのですが、気づかされたりして学ぶことがあります。そんな時、はるかに若い人でも、自分より年上に、大きい人に感じて、恥ずかしくなってしまいます。だから、もっと自分にはないものを身につけようと思うのです。人間って、そんなうまくはいかないのではありますが、自分で自分を変えようとしていきたいものですね。そして、昔とかわらへんわって言われることと、すごくよくなったなって言われることが併せて言われる人になりたいものです。笑福亭鶴瓶師匠なんて、ラジオ番組「ぬかるみの世界」をやってはった時代と今では、全然、かわって大御所になってしまわれておりますが、根底の「ぬかる民」たるところは昔のままのような感じを受けております。すごい、方です。こんな大師匠が、ある意味、マネができないけれど近づきたいところです。

 

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