校長だより

校長だより

校長だより

褒められ認められることで、人は変わっていく!

(2024/01/29更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、この土曜日に出張がありました。その時、会議場所の近くで「拘置所のミニ矯正展」が開催されていまして、刑務官さんはじめ関係者のみなさんが、熱心にビラ配りをされてましたので、少し覗いてみました。さまざまな、製作物が展示され即売もされていたのですが、どれも、すごかった!!。完全に職人さんの域に達した製品が、光り輝いていたのです。

〇 自分の存在意義、他者から認められ褒められることが、心の安静につながり、社会復帰につながる

なぜ、こんなにええ製品があるのかをお聞きしたところ、刑期が長い方もおられる中で、コツコツと技能を身につけようとされている方がいること、また、後輩に技能を継承することが続けられていることなどが要因であるとのお話をお聞きしました。これから考えるに、反社会行為により収監され社会からの疎外感を感じるのだけれど、ものづくりを通して自分が他者から認められる製品をつくることにより、社会復帰への心づくりにつながっているのだと思うのです。

〇 感じるに、刑務官さんたちは褒め上手な方ばかりではと

お話をおききしたり、すれ違う刑務官さんたち、収監されている方々の製品を褒めちぎるだけでなく、丁寧に、来場ありがとうございましたって声を、どの方もかけてくれるのです。社会復帰させるように導くことが刑務官さんのお仕事、こころから社会復帰をサポートしようとの気持ちが伝わってくるようで、気持ちよく会場を後にしました。我々教員も、こんな刑務官さんの気持ちと同じく、目の前の生徒をいかに導くか考えなあかんなって思いました。

 

記事一覧へ戻る