先生から「こんな話してもろた」って言われる先生になりたいと
(2024/11/15更新)
みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
さてさて、堺工科は文化祭の熱気も残っておりますが、そろそろ期末考査等に向けて、頑張ってもらいたいとおもう今日この頃です。世の中、どこでも人が人を評価し査定されるもの。儀式のときにビシッとするなどと同じように、定期考査って自分で自分をビシッとさせる機会と思うのです。年中、同じ調子で人は動くことはあり得ません。できれば、試験のための勉強と考えるのではなく、大人になるための教養を身につけるための、その必要性を感じるためのものとの考えを少し持てばよいのかもしれませんね。よって、堺工科は考査は続けたいと思うのです。
先日に学校説明の機会をいただきました中学校の教頭先生から、『先生のお話を聞いた保護者の方から「堺工科の校長先生のお話が子どもたちに響いたのか、下を見ていた子が顔を上げて聞いていました!魅力がすごく伝わりました!」』って便りをいただきました。たいへんうれしかったです。子どもたちが、自分の将来を考えて進む学校を選択する、こんなことの一助になっていたとしたら、話させていただいた甲斐があるというもの。
堺工科を志望してくれるくれないは別にして、子どもたちが何かを感じ、こんな話聞いたなって思ってくれる、これが先生稼業をしているものにとって仕事の成果、喜びというもんと思うのです。子どもたちが学校の先生と触れ合う機会は、長い人生にとって、ほんのひと時のことでしかありません。でもその時に、子どもが話してよかった、聴いてよかったと思ってくれる語りができること、これは仕事を続けていくうえで終わりのない取り組みと思うのです。
出来の悪かった私が今日仕事をしていられるのも、恩師、師匠からいろいろなことを教えてもらったからであり、だから『先生から「こんな話してもろた」って言われる先生になりたい』と今も思っています。校長をしている現在、ほんま、直接、子どもたちと話す機会が限定されていて、ほんま、ムズムズしてしまいます。