校長だより

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みんなで力を合わせて、そして体験を共有することが品質を向上させる

(2025/05/30更新)

みなさまおはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

さてさて、5月の平日最後の本日は雨の日ようですね。梅雨の走りかもしれませんね。どうぞ、足元に注意してくださいね。

先日、昔にお世話になった方からメールをいただきまして、この校長だよりも見ていただいていると言っていただきました。ありがたいことです。今後も、工業教育の分野から、つれづれなるままに発信してまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

〇 NHK「魔改造の夜」を視聴して、いつも感じることは

昨日の夜、この番組が放映され、O会社、M会社、Q州大学がゴリラのぬいぐるみが、綱を持ち如何に遠くへ飛ぶかを競いました。

どのチームも総力戦であるのですが、課題が既存の域を越えているため、普通の商品開発などと異なるため、まさにトライ&エラーでのチャレンジ。企業内では通常業務外で、時間をいただいてはるかもしれませんが、それでもたいへんな負担。でもこれにチャレンジするのは、何か得るものがあるからこそと思うのです。

〇 みんなが、ああでもない、こうでもないと言い合いして、そしてやってみるの繰り返し、これが大切ですね

わからんものに挑むには、一人ひとりが如何に多くの意見を提案できるのかが鍵のような気がします。言い合いして、やってみる、そして意見交換し、評価を共有し、またやってみる・・・。限られた人のなかでこれをしようとすれば、いかに一人ひとりが主体者、自分事で取組むかが大切と思うのです。だからこそ、お互いに言い合う力を合わせるためのコミュニケーション力が必要となる・・・。日本は長く終身雇用が前提であり、自分の会社をどのくらいよくするかを考えてきました。それも品質向上を自分事として考えてくることができた一因なのかもしれません。コミュニケーション力を自己の良さを主張し認めてもらうために磨くのではなく、みんなで力をあわせようと体験を共有し自分事として議論できる姿勢を磨くために向上させるという風潮になってこないかなって思うのですが。そうしたら、日本製品の品質もさらに向上するような気がします。まぁ、学校教育でそのへんのところ、しっかりと導いているかには・・・。でも、堺工科は人材育成もする学校、意識して取り組まねばなりませぬ。

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