校長だより

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1学期始業式式辞(要旨)

(2017/04/10更新)

新たな学年のスタートを迎えるにあたって、心(気持ち)の準備はできているでしょうか。それぞれに、学習や部活、資格取得、コンテストなどで今年度の目標や取組みを胸に、今日に臨んでくれていることと思います。

まだ、目標が見当たらない人もいるかもしれませんが、この一年、皆さんには、学習はもとより、部活や資格取得といった今しかできないことに大いに挑戦してもらいたいと思いますし、挑戦する気持ちを大事にしてほしいと思います。

今日は、マッキントッシュやipod, iphone、ipadという優れた製品をつくり、人々のライフスタイルを変えたと言われ、挑戦し続けた人生を送ったスティーブジョブス氏の若い世代への激励のことばを紹介します。

「現状に安住してはいけない。好きなものを探し続けなさい。」という言葉です。

(彼は、学校を退学し、車庫で2人だけで始めたアップル社を10年で4,000人以上の企業に育てました。しかし、最高傑作といわれた初代マッキントッシュを開発した1年後に、会社をクビになります。その後、あきらめずにピクサー社をつくりコンピュータアニメによる世界初の映画「トイ・ストーリー」を創り、再びアップル社に復帰することになりました。まさに波乱の人生を送った人でもあります。)

こうした経験から、彼は本当に心の底から満足を得るためには、単に好きなことをやるということではなく、「探し続ける」という極めて能動的な取り組みの重要性を語っています。そして落ち着いてはいけないと。

どうか皆さんも、現状に満足することなく、常に好きなものを探し続ける気持ちをもって学校生活を送ってもらいたいと思います。その気持ちが、きっとあなたの挑戦を後押しすることになります。

また、彼は「好奇心と直感に従ったものは、後でかけがえのないものになる。」とも言っています。

われわれは、未来に先回りすることはできませんが、今、自分がなにかしら興味を持って取り組んでいることは、部活であれ、資格取得であれ、一見、将来の仕事や生活と無関係に見えても、なんらかのかたちできっとつながっていくということです。好奇心とは、何か物事に対して気になる感情をもつことですが、誰しも学校生活等で何かしら気にかかることがあると思います。その自分のちょっとした感情を大事にしてもらいたい。そこからスタートした取組みは、あとで必ず皆さんの力となります。

今年度、好きなことを探し求めて、挑戦する皆さんの姿に期待して、始業式の式辞とします。

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