校長だより

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1学期始業式 式辞(要旨)

(2018/04/10更新)

今日から新年度の新学期がスタートします。

この新年度のはじまりは、新しいクラスでの新しい人間関係や新入生との出会い、新学年での新たな授業内容へのゼロスタートなど、様々な新たなことが始まる時期であり、別の見方をすると「環境の変化」する時期とも言えます。

今季、アメリカの大リーグに移った大谷選手が大活躍していますが、日本と違った大きな環境の変化のなか、見事に対応した事例ではないでしょうか。彼が発信するコメントの中に「楽しんでいます。」という言葉をよく聞きます。このポジティブで前向きな姿勢が、環境の変化にうまく対応する要因に思われます。

 

人にとって、この環境が変化するときは、大変重要な時期です。この時期をどういう気持ちで捉えるかによって、プラスに働くかマイナスに働くか、大きく変わります。

環境の変化を嫌なこととして「受け身」で捉えると、人にとって変化がストレスになります。変化が大きなストレスになると、学校に向かう気持ちにも影響します。逆に新たな環境に対して前向きに対処し、変化をチャンスととらえることで、自己の成長につながるのではないでしょうか。

 

企業等の事例でみると、変化を最大限生かして成功した事例に、「コンビニ」があります。元々コンビニは、スーパーなどが大規模店舗化し、小売店が潰れていく流れの中で、「あいててよかった」というキャッチフレーズでスタートした“隙間”を狙った小売店舗でした。しかし、今では、1年で商品の7割をチェンジするという徹底した顧客ニーズへの対応や、チケット購入から銀行ATMまで備える至れり尽くせりのワンストップサービスで、常に自己変革しながら「なくてはならない」小売店として発展しました。まさにコンビニの歴史は、「変化への対応」の歴史ともいわれます。

イギリスの自然科学者のダーウィンの言葉に「生き残るのは、変化できるもの」というのがあります。

新学期の新たな取組み(環境変化)に対して、変化をチャンスと捉え、自分を変えて新たな自分に成長させる機会とすることを期待し、新学年の迎えるにあたっての式辞とします。

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