校長だより

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3学期終業式 式辞(要旨)

(2017/03/24更新)

今日は3学期の終業式ということで、1年間のまとめの日を迎えることとなりました。

学校全体としてこの1年を振り返ると、生活面では遅刻数や特別指導件数が減少し、校内での挨拶が目に見えて増えたと感じられる1年でした。また、朝学でも年間優秀賞の30名だけでなく、多くの生徒が熱心に取り組み、進路実現に向けた基礎力をつけたと思います。各種の資格試験にも多くの生徒が積極的に挑戦し、昨年度以上の結果を残すとともに3年生では4名の生徒が全国のジュニアマイスターの金、銀を取得することもできました。

そして、今年度は創立80周年の節目の年の記念事業で線香アートによるギネス記録に挑戦し、府立高校としては初めて見事記録更新を果たすこともできました。他にも部活動や各種ものづくりコンテストでも多くの成果を上げてくれました。こうして1年を振り返ると、皆さん一人ひとりの成長、そして前向きな取組みの積み重ねが、学校全体に大きなプラスの流れをつくったといえます。

終業式を迎え、一人ひとりが自分のこの1年の取組みを振り返ってみてください。自分は何にどうトライできたのか。そして、その結果はどうであったのか。それを考えてみることが、次年度の大きな飛躍につながります。

次年度、より充実した堺工科での学校生活を送るために、意識してほしいことがあります。それは「節目」を意識することです。物事は継続した取り組みにより成果が出ます。しかし、この取り組みを「継続」することが実際には難しい。そこで人間は、季節ごとの節目を設けたり、お正月などの年の節目を設けたりして、気持ちを切り替える機会をつくってきました。別の言い方をすると、「始まり」と「終わり」をつくり生活にメリハリをつけることが、常にフレッシュな気持ちを保つうえで大切であり、継続した力を生むことにつながります。

皆さんの生活に置き換えて考えてみると、節目は行事や各種試験、クラブの大会などの比較的大きな区切りのものから、一日の生活のなかでの食事や時間の区切りなどの細かなものまで、一人ひとりが意識する節目の種類は多様にあります。これからの春休みの間に、新しい年度に自分が大事にしたい節目を考え、節目ごとのゴール(小さな目標)を作ってみてください。そのゴールのための毎日の目標、週の目標をイメージして、新年度へのの心の準備をしてほしいと思います。

4月の始業式に、気持ちの準備を万端して再開できることを期待して、終業式の式辞といたします。

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