校長だより

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令和2年度 第2学期始業式

(2020/08/17更新)

みなさん、おはようございます。

皆さんの姿は見られませんが、元気で過ごしていましたか。

9日間という記録的に短い夏休みでしたが、そんな中でも、規則正しく日々過ごし、宿題や自分の課題、精一杯部活動に取り組むことができたでしょうか。

 

今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、公式戦やコンクール、技能検定が中止となったり、大会ガイドラインの下で一部実施されたりしました。

高校生活のすべてをかけて頑張ってきた選手や生徒、指導されてきた先生方のことを思うと、残念でなりません。

特に3年生にとっては、最後の夏がこのような状態になってしまい、どんなにか悔しいだろうと思います。

それでも、目標を持って努力したこと、仲間と築いてきた強い絆は、皆さんの確かな財産です。それらを糧に、就職・進学に向けてつなげてほしいと思います。

 

新しい学期を迎え、行動してほしいことが3つあります。

 

まず、終業式に『100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな、何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう。』という言葉を紹介しました。

9日間では、100回は叩けなかったかもしれませんが、この夏休み、勉強、スポーツ、人間関係の壁を、自分なりに乗り越えることが出来たでしょうか。

新しい学期が始まりますが、どんなことでもあきらめず、それをかなえるために、引き続き努力しましょう。努力することは、恥ずかしいことでも、格好悪いことでもありません。やるべき時に、なりふり構わず努力しましょう。

 

つぎに、「笑顔で挨拶をすること」

挨拶は人と人とのコミュニケーションを図るための基本です。数年後に社会人となる君たちにとって、人間関係を良好にし、仕事を順調に進めるために非常に大切なものです。

私は授業が再開してから、一日おきに正門と南門で立ち、君たちに挨拶をしています。元気に挨拶してくれる生徒、小さな挨拶をしてくれる生徒、ちょっと会釈で返してくれる生徒、色んな生徒がいて、どんな挨拶も皆それぞれの個性です。

それでも、どうせなら元気に、笑顔で挨拶からスタートして下さい。

 

最後に、今年の教育目標は、「自立貢献」です。

「自立」とは自分で考え、自分のことは自分でできるということ。

そして、「貢献」とは自分の役割を果たし、思いやりの心をもって、仲間や周囲の役に立つということです。

例えば、学級委員になりクラスをまとめる。日直の役目をしっかり果たす。きちんと清掃する。これも「自立貢献」につながります。学校は、そんなチャンスが生かされる場所です。

 

コロナ禍による不自由は、まだもうちょっと続くかもしれませんが、「何事もあきらめず努力する」、「笑顔で挨拶する」、「自立貢献」の行動ができるよう、お互いに励まし合い、支え合いましょう。

いつか社会人になった時「あの年は大変な年だったけど、頑張ったなあ」と振り返ることができるように、お互いに高め合う堺工科の生徒となってください。

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